動画配信サービスのいまいちなところを口コミから

サービス最新情報

動画配信サービスの不満点と対策

サービスがたくさんありすぎてわからない

数年前にはネットフリックス、Hulu、アマゾンプライムビデオなど数社しかなかった動画配信サービスは、テレビ局や日系企業の参入により増えるとともに、無料のサービスも拡大して日々数が増えています。そして、各社ともに差別化のために独占作品を増やしたり、限定エピソードを加えたりと工夫を凝らしていますが、結果的にどこサービスでなにが見えるのか、とにかくわかりにくいという声が多いです。

動画配信サービスの先進国であるアメリカでは、数多くのサービスをまとめて提供するVMVPD(Virtual Multichiannel Video Programming Distributor)というサービスが増えています。VMVPDは古くからのテレビ局の放送と、Huluなどの動画配信サービスをパッケージにして提供することで、ひとつのサービスに入ればほとんどの人が満足するという作品やチャネルを揃えることで、複数のサービスにそれぞれ入る手間や面倒を削減しています。

また、Disneyが積極的にサービスを買収していくことで、Disney+とESPNのセット割りといった仕組みを用意することで、難しい・わかりにくいを削減しようとしています。

有料で月額を払っているのに広告が表示される

TVerなどのテレビの見逃し配信やAbemaTVの無料サービスを利用している際に広告が掲載されるのは仕方がないけど、有料のサービスに加入して月額費用を払っているのにも関わらず、動画が始まるまえに広告が表示されたり、途中に差し込まれるということに不満を持つユーザーは多いようです。

アマゾンプライムビデオは、ほぼ全ての動画で開始前にアマゾンプライムビデオの他の作品を紹介する広告が流れます。延々と5つ6つの広告動画が流れるレンタルDVDに比べれば必ず一つだけではあるのですが、お金を払ってるのに釈然としないという思いがあるようです。

今後の大きな傾向として、広告付きの有料動画サービスは増える傾向になると思われます。アメリカでは、Hulu、Disney+のように月額を5ドルなど安くするかわりに広告が表示されるサービスが増えています。アマゾンは米国では月額費用なしで広告が入るIMDbTVというサービスを、アマゾンプライムビデオとは別に提供しています。

月額料金が安くなることとセットなので、一概に悪いことではないのですが、お金を払っているのに・・という思いは今後より感じるようになると思います。一方で、ネットフリックスのように絶対に広告を入れないと宣言しているサービスもあります。

アメリカでの動き

  • Disney+, NBC Peacockなど、月額5ドル程度の動画付きサービスが次々ローンチ
  • AmazonがIMDb TVやPluto TVなど、広告付きの無料サービスが拡大

日本での動き

  • DAZNがゲーム中の広告表示を開始

ライブ配信の画質が悪い

YouTubeやDAZNなどでスポーツやライブの生中継を観る機会が多い方の不満として、ネット環境によって画質が悪くなったり止まったりすることです。特に得点シーンなど重要なシーンでモザイクのように画面が粗くなってしまったりという体験は動画配信サービスのフラストレーションのひとつです。

さらに、テレビでFire TVやゲーム機経由で生中継を観ると放送速度を優先しているのかSD画質が大画面に引き伸ばされた非常に汚い画像がうつされる場合もあるため、せっかくの大画面なの・・とがっかりすることもあります。

対策としては、Fire TVを有線接続で利用するなど、できるだけ安定した接続環境で視聴することになります。それでも、過去大きな試合ではサービスが停止することもあるので、まだまだ確立されていない技術だということを理解しつつ観る必要があります。

ライブ配信の遅延

スポーツのライブ配信で実際のスタジアムで行われている試合に対して、動画配信サービスのライブ配信では安全上の問題や技術的な問題のため1−5秒程度遅延して放送をしている場合があります。結果として、お気に入りのチームの生放送をリアルタイムで観ているはずなのに、ニュースサイトに得点や失点が先に掲載されてスマホのアラートで先に知ってしまってイラッとする・・ということが発生します。

リアルタイムではなく、リアルタイムに近い放送であることを理解して、余分な情報に触れない、アラートをオフにするなどの対策が必要になります。

検索機能がひどい、観たい作品が見つけにくい

多くの作品を観れるサービスこそ、自分の見たい作品や見れる作品を手軽に検索したいと誰もが思います。ネットフリックスやHuluは非常に細かい検索ができ、評価が高いです。バンダイチャネルはアニメのセリフをもとに検索できたりとユニークな仕組みを持っていたりと、見放題のみのサービスは全般的に高機能で満足度も高いです。一方でそれ以外の多くのサービスでは、検索性能が低いです。

アマゾンプライムビデオは、作品名で検索してカテゴリー、レビューの数や会員特典で無料のものなど絞込みができますが、無料なのかレンタルなのかぱっと判別がつきづらかったり、監督や俳優のリンクを押しても関係ない作品がたくさん出てきたり、字幕・吹替えがわかりにくかったりと、あまり親切な作りではありません。

TVerはカテゴリーがドラマ・バラエティ・報道ドキュメンタリー程度しかなく、音楽番組を調べようとしても方法がなかったり、番組表があるのですがそこから見れるのでもなく、番組一覧も同じシリーズのものがずらっとならんでしまうので一覧性がないとおんぼろです。

AbemaTVもプレミアムに入らないと観られない動画が「今すぐ視聴」という結果ででてくるなど、無料からプレミアムに入会して欲しい気持ちが強く表現された検索機能です。

FOD, U-NEXTなどはポイントの仕組みがあり、毎月一定のポイントが与えられて見放題以外のレンタルに使えたりするのですが、最新作はポイントが使えず別途購入する必要があります。この区分を整理して検索できないため、どれが見放題、どれがポイント対応、どれがレンタルなどがわかりにくいです。

各サービスごとに検索の仕組みや対応方法が違うので慣れるしかないどころか、TutayaTV、楽天TVなどもどうにかして追加課金をさせようという仕組みになっていて、検索するとかえって手間がかかります。作品名で検索する以上のことをしたい方は、見放題のみのサービスをオススメします。

検索性能で有名なサービス

  • ネットフリックス・Hulu:細かな検索オプションで探しやすい
  • バンダイチャネル:アニメのセリフから検索可能
  • テレビ東京ビジネスオンデマンド:業種や企業名などで検索できる
  • DAZN:公式の検索や番組表は使い物にならないが、個人が高機能な番組表を提供

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